名古屋の食文化
渡る風が稲穂を揺らす濃尾平野。四季折々にふんだんに海の幸があがる伊勢湾と三河湾。
名古屋の食文化は豊かな恵みから生まれました。何百年もの間、守り伝えられてきた郷土の味は、なごやめし、郷土料理、伝統野菜などを通して今なおこの街に生きています。
なごやめし
味噌煮込みうどん、ひつまぶし、手羽先などの名古屋独自の食文化は「なごやめし」と呼ばれて全国的に知られるようになっています。
なごやめしの詳しい情報はコチラ
郷土料理
名古屋は古くから関東と関西の文化の接点として独自の文化を育んできました。もちろん食文化も例外ではありません。現在の食文化のもととなった元禄時代のなごやめしや、名古屋やその周辺を含むあいちの郷土料理について見てみましょう。
あいちの伝統野菜
現在35品種選定されている「あいちの伝統野菜」のうち、名古屋市では4品種が選ばれています。
- 愛知大晩生キャベツ
- 戦後間もない頃から栽培されてきました。栽培期間が長いことが特徴です。煮崩れしにくいため、ロールキャベツなどに向きます。
- 大高菜
- 江戸時代末期には栽培が確認されており、やや苦味がありますが、今でも正月用の「もち菜」として使用されています。
- 八事五寸にんじん
- 大正時代から栽培が続けられています。
身が柔らかく早く煮えますが、煮崩れしにくく、甘みが強いのが特徴です。
- 野崎2号白菜
- 大正時代より栽培が続けられています。
球の大きさは中くらいで品質が良く、葉肉が厚くて柔らかいのが特徴です。